口文字アプリ

 口文字アプリは、タップやフリックを繰り返して、文字を入力するWebアプリです。
 このアプリは、スマホやipadなどの画面を見なくても、文字入力ができることが特徴です。
 例えば、口文字盤コミュニケーション時に、スマホやipadなどの画面を見られない状況のときにおススメです。
 本アプリは、iPhone、iPadの利用を推奨しております。Androidでも利用ができますが、動作の反応が遅くなることがあります。また、バックスペース入力時に不具合があり、現在修正中です。

ぜひ、一度、お試しください。

※画像をクリックすると、画像が拡大致します。

※「口文字アプリ」は国立障害者リハビリテーションセンター研究所が研究開発を行っています。

画面の説明

メイン画面

  • 「コピー」…入力した文字をコピーして、他のアプリへペーストできます
  • 「読み上げ」…入力した文字を読み上げます
  • 「クリア」…入力した文字を全て削除(クリア)します
  • 「スペース」…現在入力している文字の後にスペースを入れます
  • 「設定」…各種の設定画面に移動します

設定画面

  • 入力方法…同じ方向式、左フリック式 の選択ができます
  • 文字の設定…入力中の文字の大きさと文字の色を変えることができます
  • 画面下部にあるボタンの背景色…「読み上げ/コピー」「クリア」「スペース」「設定」各ボタンの背景色を変えることができます
  • 音声の読み上げの設定…スピードとピッチ(声の高さ)を変えることができます。

※各設定を変更したら、「登録」ボタンを押して設定を登録し、「メインページへ」ボタンを押してメインページに戻ってください

使い方

入力方法には、

  • 同じ方向式(デフォルト)と
  • 左フリック式

の2つがあります。
お好みの方法で入力してください。

「わをん」の並びは、「わ」は「あかさたなはまやらわ」で「あ」行の最後、「を」は「おこそとのほもよろを」で「お」行の最後にしています。
「ん」は後で書きますが50音に入れず2回の操作で入れる方法としています。

同じ方向式

同じ方向方式は、母音に相当する方向へタップやフリックを繰り返して子音を進めていく方式です。
  • 「あ」行はタップ、「い」行は左、「う」行は上、「え」行は右、「お」行は下方向へフリックしていきます。文字の確定は、「あ」行は左フリック、「い」「う」「え」「お」行はタップです。
  • 例えば、「こんにちは」の場合、
    • 「こ」は母音が「お」なので、まずは下へフリックします。ここで「お」が候補に挙がります。「こそと…」と進めたいので、もう一度下にフリックすると、「こ」になります。ここで、タップすると「こ」が確定します。
    • 「ん」は特殊ですが、下、上とフリックしてください。最初に「お」が候補となり、上にフリックすることで「ん」となります。
    • 「に」は「い」なので左にフリックします。左フリックを続けると「きしちに」と進みますので、「に」の段階でタップしてください。「に」が確定します。
    • 「ち」も同様に、まずは左クリックです。「きしちにひ」と進めて、「ひ」のところでタップしてください。
    • 「わ」は「あ」行なので、タップで「あかさたなはまやらわ」とタップを続けてください。「わ」のところで左クリックすると、「わ」が確定です。
  • 「が」「ぞ」等の濁点、「ぱぴぷぺぽ」の半濁点は、少し工夫が要ります。「あ」「い」「え」行の時には、濁点が下フリック、半濁点が上フリックとなります。「かさたは」行の時に下フリックで「がざだば」、「は」行の時に上フリックで「ぱぴぷぺぽ」となります。濁点、半濁点のない「な」行は上下フリックしてもそのまま確定、「あ」「や」行は小さい「ぁぃぅぇぉ」「ゃゅょ」となります。「う」「お」の際はフリック方向を変えて左フリックで濁点、右クリックで半濁点になります。
例えば、「こんばんは」の場合、
  • 「こ」:下下、タップ…(「おこ」、タップ)
  • 「ん」:下上…(「お」、上フリック)
  • 「ば」:タタタタタタ(タ=タップ)、下…(「あかさたなは」、下フリック)
  • 「ん」:下上…(「お」、上フリック)
  • 「わ」:タタタタタタタタタタ(タ=タップ)、下…(「あかさたなはまやらわ」、下フリック)
となります。
  • 「あ」行の際の右フリック(タップと、確定用の左クリック、濁点半濁点用の上下フリックに該当しない右フリック)、「い」行の右フリック、「う」行の下フリック、「え」行の左フリック、「お」行の上フリックは、確定前の文字をキャンセルします。子音を進めすぎた場合にキャンセルとして使用してください。
  • 「ん」の際に、「下」「上」フリックとしたように、他の文字とは違うやり方が他にもあります。
    • 「ん」:下、上
    • 「、(読点)」:左、左
    • BS(前の文字を1文字消す、バックスペース):右、左
となります。WEBサイトでの文字入力の場合には、Enterは動作しません。

左フリック式

左フリック式は、最初の一回目の操作で母音を決め、左フリックで子音を進めていく方式です。
  • 「あ」行はタップ、「い」行は左、「う」行は上、「え」行は右、「お」行は下へフリックします。
  • 「あいうえお」を確定するには、そのままタップします。
  • 子音を進めるには、左フリックしていきます。
  • 文字の確定はタップです。
  • 例えば、「こんにちは」の場合、
    • 「こ」は母音が「お」行なので、まずは下へフリックします。ここで「お」が候補に挙がります。「こそ…」と進めたいので、左フリックすると、「こ」になります。ここで、タップすると「こ」が確定します。
    • 「ん」は特殊ですが、下、下とフリックしてください。最初に「お」が候補となり、もう一度下にフリックすることで「ん」となります。
    • 「に」は「い」行なので左にフリックします。左フリックを続けると「きしちに」と進みますので、「に」の段階でタップしてください。「に」が確定します。
    • 「ち」も同様に、まずは左クリックです。「きしちにひ」と進めて、「ひ」のところでタップしてください。
    • 「わ」は「あ」行なので、タップで「あ」行を決めます。次に「かさたなはまやらわ」と左クリックを続けてください。「わ」のところでタップすると、「わ」が確定です。
  • 「が」「ぞ」等の濁点、「ぱぴぷぺぽ」の半濁点は、少し工夫が要ります。左フリック式では、濁点が下フリック、半濁点が上フリックとなります。「かさたは」行の時に下フリックで「がざだば」、「は」行の時に上フリックで「ぱぴぷぺぽ」となります。濁点、半濁点のない「な」行は上下フリックしてもそのまま確定、「あ」「や」行は小さい「ぁぃぅぇぉ」「ゃゅょ」となります。
例えば、「こんばんは」の場合、
  • 「こ」:下左、タップ…(「おこ」、タップ)
  • 「ん」:下下…(「お」、下フリック)
  • 「ば」:タ左左左左左(タ=タップ)、タ…(「あかさたなは」、タップ)
  • 「ん」:下下…(「お」、下フリック)
  • 「わ」:タ左左左左左左左左左(タ=タップ)、タ…(「あかさたなはまやらわ」、タップ)
となります。
  • 同じ方向式と違い、右フリックすると確定前の文字をキャンセルします。子音を進めすぎた場合にキャンセルとして使用してください。
    • 「ん」の際に、「下」「上」フリックとしたように、他の文字とは違うやり方が他にもあります。
    • 「ん」:下、下
    • 「、(読点)」:左、右(この場合だけキャンセルになりません)
    • BS(前の文字を1文字消す、バックスペース):右、右
    となります。WEBサイトでの文字入力の場合には、Enterは動作しません。

入力方式

同じ方向式

1回目の操作

「あ」―タップ、「い」-左フリック、「う」-上フリック、「え」-右フリック、「お」-下フリック。

2回目以降の操作

「あ」の段はタップ、「い」の段は左フリック、「う」の段は上フリック、「え」の段は右フリック、「お」の段は下フリックで子音を進める。

「あいうえお」の場合は最初の操作で出るので、そのあとの決定操作で文字確定する。

決定操作

「あ」→ 左フリックで決定
「い」~「お」 タップで決定

2回目以降

「(あ)」  →タップ   ・・・「かさたな・・」と子音を進める
→左フリック 左フリックで決定
→上フリック 初回の「あ」時は入力中の「あ」を消して(BS)、初期状態へ
                     2回目「き」以降は半濁点(「ぱ」以外は濁点)
→右フリック 入力中の文字を消して(BS)、初期状態へ
→下フリック 濁点

「(い)」  →タップ   タップで決定
→左フリック 「きしちに・・」と子音を進める
→上フリック 半濁点(「ぴ」以外は濁点)
→右フリック 初回の「い」時は「い」を消して(BS)、「、」に変更
                     2回目「き」以降は入力中の文字を消して(BS)、初期状態へ
→下フリック 濁点

「(う)」  →タップ   タップで決定
→左フリック 濁点
→上フリック 「くすつぬ・・」と子音を進める
→右フリック 半濁点(「ぷ」以外は濁点)
→下フリック 初回の「う」時は「う」を消して(BS)、「Enter入力」
                     2回目「く」以降は入力中の文字を消して(BS)、初期状態へ

「(え)」  →タップ   タップで決定
→左フリック 初回の「え」時は「え」を消して(BS)、さらに1回「BS」
                     2回目「け」以降は入力中の文字を消して(BS)、初期状態へ
→上フリック 半濁点(「ぺ」以外は濁点)
→右フリック 「けせてね・・」と子音を進める
→下フリック 濁点

「(お)」  →タップ   タップで決定
→左フリック 濁点
→上フリック 初回の「お」時は「お」を消して(BS)、「ん」に変更
                     2回目「こ」以降は入力中の文字を消して(BS)、初期状態へ
→右フリック 半濁点
→下フリック 「こそとの・・」と子音を進める

濁音、半濁音の割当の無い場合の文字は初期状態に戻る
例:
「タップ(あなま等)」「左フリック(いにみ等)」時の「上フリック、下フリック」入力
「上フリック(うぬむ等)」「下フリック(おのも等)」時の「左、右フリック」入力

左フリック式

1回目の操作

「あ」―タップ、「い」-左フリック、「う」-上フリック、「え」-右フリック、「お」-下フリック

2回目以降の操作

1回目の操作で「あいうえお」の段が決まるので、
タップ          その文字で決定
左フリック    各母音に対する子音を進める
                  初回が「タップ(あ)」なら「かさたな・・・」、
                  「上フリック(う)」なら「くすつぬ・・・」
上フリック    基本的には半濁音
右フリック    基本的にはキャンセル
下フリック    基本的には濁音

「(あ)」  →タップ    初回の「あ」時は「あ」決定、2回目以降はその文字で決定
→左フリック 「かさたな・・」と子音を進める
→上フリック  初回の「あ」時は「あ」を消して(BS)、初期状態へ
                        左フリックで子音が進んでいる際には半濁点
→右フリック  入力中の文字を消して(BS)、初期状態へ
→下フリック  初回の「あ」時は「あ」を消して(BS)、初期状態へ
                        左フリックで子音が進んでいる際には濁点

「(い)」  →タップ    初回の「い」時は「い」決定、2回目以降はその文字で決定
→左フリック  「きしちに・・」と子音を進める
→上フリック  初回の「い」時は「い」を消して(BS)、初期状態へ
                        左フリックで子音が進んでいる際には半濁点
→右フリック  初回の「い」時は「い」を消して、「、」に変更
                        それ以外は入力中の文字を消して(BS)、初期状態へ
→下フリック  初回の「い」時は「い」を消して(BS)、初期状態へ
                        左フリックで子音が進んでいる際には濁点

「(う)」  →タップ    初回の「う」時は「う」決定、2回目以降はその文字で決定
→左フリック  「くすつぬ・・」と子音を進める
→上フリック  初回の「う」時は「う」を消して(BS)、初期状態へ
                        左フリックで子音が進んでいる際には半濁点
→右フリック  入力中の文字を消して(BS)、初期状態へ
→下フリック  初回の「う」時は「う」を消して(BS)、Enter入力
                        左フリックで子音が進んでいる際には濁点

「(え)」  →タップ    初回の「え」時は「え」決定、2回目以降はその文字で決定
→左フリック  「けせてね・・」と子音を進める
→上フリック  初回の「え」時は「え」を消して(BS)、初期状態へ
                        左フリックで子音が進んでいる際には半濁点
→右フリック  2回目は「え」を消して(BS)、更に前の文字を1文字消す(BS)
                        子音が進んでいる時には入力している文字を消して(BS)、初期状態
→下フリック  初回の「え」時は「え」を消して(BS)、初期状態へ
                        左フリックで子音が進んでいる際には濁点

「(お)」  →タップ    初回の「お」時は「お」決定、2回目以降はその文字で決定
→左フリック  「こそとの・・」と子音を進める
→上フリック  初回の「お」時は「お」を消して(BS)、「ん」を入力
                        左フリックで子音が進んでいる際には半濁点
→右フリック  入力中の文字を消して(BS)、初期状態へ
→下フリック  初回の「お」時は「お」を消して(BS)、初期状態へ
                        左フリックで子音が進んでいる際には濁点